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いつか結婚したいと思いながら、気が付いたらあっという間に３０代に突入していた女性は少なくありません。

何か特別な努力をしなくても「いずれ運命の人に出逢えるのだろうな」と思っていた場合、現実と理想のギャップに焦ってしまいますよね。

今回は、結婚できないアラサー女性たちの結婚事情をご紹介します。

30代の厳しい結婚事情

３０代女性の結婚が難しいと言われているのは、男性が結婚したい女性の条件に「若い方がいい」と入れていなくても無意識に思っているケースが多いからです。

なぜなら、男性は何千年も昔から子孫を残すため、若い女性に興味が湧くような性質を持ち合わせているからです。

そのため、３０代の女性が同年代の男性を結婚相手に探していても、同年代の男性は２０代の女性をターゲットにしている場合が多くあります。

３０代の女性が４０代の男性から好意を持たれることはありますが、自分の思う結婚相手の年齢より上過ぎて受け入れられない場合もあるでしょう。

また自分の理想の４０代以上の男性に出会えたとしても既婚者の可能性が高いため、結婚に結び付かないこともあります。

自分の理想の男性は他の女性にとっても魅力的な場合が多いため、３０代になり歳を重ねれば重ねるほど、出会える確率は減っていく傾向にあるのです。

３０代になってから結婚を考えるのは晩婚化の影響

１９５０年頃の女性の結婚適齢期が２３歳だったのに対し、２０２０年では２８歳頃に結婚を考える女性が増えています。

男性も３０歳頃に結婚したいと考える人が増えていることから、晩婚化が進んでいます。そのため女性も２０代の頃は仕事に打ち込んでいたり、旅行に行ったりと自分のために時間を費やしている人が増えました。

同時進行でもちろん恋もしていますが、「２０代に結婚はまだ早いかな」と感じていたり、そのとき付き合っている男性が同年代で結婚をまだ考えていなかったりと結婚まで行かないで別れるケースもあるでしょう。

その結果、別れてそのまま３０代に突入してしまう機会が増えたことも女性の晩婚化の一因です。女性はアラサーになってから婚活する際、また同年代の男性を探しますが、同じくアラサーになった男性たちは３０代になったことで結婚を意識するようになり、２０代の女性を求める流れになってしまうのです。

男性が女性に求める条件とは

男性は子孫を残すという観点から、本能的に若い子を求めています。

そのため条件にはあえて言いませんが「できれば若い子がいいな」と感じています。

それが前提の上で実際の条件はというと、「価値観が合う」「金銭感覚が合う」「優しくておもいやりがある」「理解してくれる」など、さまざまです。若いときは外見重視で「可愛い」「美人」「スタイルがいい」などで彼女を選んでいた男性も多いでしょう。しかし、実際に結婚を考えると外見だけではなく内面も気になるところ。

外見の好みはあるものの、「可愛くてスタイルがよいが感情の起伏が激しかったり、金遣いが荒かったりする女性」より、「外見は普通でも穏やかで包容力があり、価値観が合う女性」の方が将来の結婚生活を続けていく想像が付きやすくなります。

そのため、男性も年齢を重ねるごとに中身重視になっていく傾向があるでしょう。

女性が男性に求める条件とは

女性は男性に比べると結婚に対する理想が高いため、男性に求める条件が多くなりがちです。

そもそもの最低ラインが高いうえに、全部クリアしている男性が女性の言う「普通」の男性に当てはまるため、条件が１０個あったら９個しかクリアしていない男性を選ぶことができません。

何かに長けているから欠点は大目にみるという考え方ではないため、何か欠点が合った場合は条件をクリアしていることにならないのです。

例えば「かっこいい」「優しい」「お金を稼いでいる」「価値観が合う」「金銭感覚が合う」「浮気をしない」ことが条件だった場合、全部をクリアしていないと普通にならず、この条件にプラスして「年収が８００万以上」や「センスが良くておしゃれ」などが加わると、素敵な男性として認識されるのです。

女性は男性から追いかけられたいと思っていることが多いため、声をかけてもらうのを待ってしまう傾向にあります。

しかし、追いかけられる側になると選ぶ側になるため、減点方式になってしまう可能性があります。

声をかけられた時点が最高点なため、少しでも嫌なところをみつけてしまうとマイナスになってしまうのです。

減点方式の恋は長続きしないことが多いので、自分が減点方式になっていると気が付いたときに相手の良いところを探して加点方式に変える努力が必要でしょう。

女性が求める男性はほとんど存在しない

女性はもともと男性に対して、理想が高すぎる傾向にあります。３０代にもなると多くの男性を見てきているため、さらに理想が膨らんでいっています。

しかし、反対にそのような女性が理想とする素敵な男性は他の女性にとっても理想的なため、早く見つけない限り他の女性と結婚してしまっている可能性が高いのです。

そのため、３０代になってから婚活を始めた場合、そのような条件が揃った男性はほとんど残っていないと考えましょう。女性は、リーダーシップがあって頼もしい男性に惹かれる傾向にあります。

しかし、そのような男性は決断力が冴えている反面「俺に着いてこいタイプ」の男性が多いため、共感力が足りず、話していても気持ちを理解してくれないケースがあります。反対に思いやりがあって優しい男性は、判断するのが苦手で優柔不断なケースがあるため、自分が引っ張っていく側に回らなければならないこともあるでしょう。

他にも年収は高いけれど価値観が合わなかったり、かっこいいけれど浮気性だったりと女性が思う理想の条件を網羅している男性を探すのは難しいです。30代になり、歳を重ねたからこそ自分の性格も分かってきていますし、これから結婚生活をするうえでどうしても譲れない条件を３つぐらいに絞ってみるとよいでしょう。

このとき、「働いている」「優しい」「真面目」にした場合、当てはまる人が多すぎて絞れないため、「長男以外」「関東在住」「年上」など具体的にすると見つけやすくなるでしょう。

女性は35歳を過ぎると結婚が厳しくなる

晩婚化が進んでいる現代、３０歳までに結婚したいと思いながらそれまでに結婚できなかった場合、３０歳から本格的に婚活を始める人も増えています。

しかし、国勢調査によると３５歳を過ぎた女性の結婚成功率は、２パーセントと低い結果です。

そのため、３５歳が結婚できるボーダーラインと言われています。

なぜなら、３５歳から高齢出産に当てはまるため、子どもを考えている男性からすると、どうしても３５歳より若い人を選ぶことになるからです。

３５歳を過ぎると同年代の友人がほぼ結婚してしまっているため、飲み会などでの出会いのきっかけが減少しているのも原因の一つです。

そのため結婚相談所に入ったり、趣味のサークルに参加したりと自分から積極的に出会いを探していく必要があるでしょう。

またこの歳まで結婚していないということは何か性格に問題があったり、悪い意味で訳ありの事情があったりするのかと思われてしまう場合もあります。

そうならないためにも、話せる機会があったなら積極的に話をして自分がどんな人なのかを伝えていく努力をしましょう。

実際に話せば分かりあえるため、誤解を解くことができ、次に繋げられます。

婚活は自分を理解し、積極的に行くことが大切

周りに結婚をしている人が増えると、焦ります。

しかし、結婚生活はずっと続くものなので妥協もできません。そんなときは、自分と向き合いどんな生活をしたいかを考え、条件を何個かに絞り込むことで婚活がしやすくなります。

３０歳を過ぎたからこそ積極的に出会いを探し、自分に合った人を見つけ出しましょう。