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婚活は恋愛感情よりも先に条件から結婚相手を探してしまうため、いつの間にか希望条件が増えたり、高望みになったりすることもあります。

婚活を成功させるためには、条件の設定や優先順位を決めて出会いを広げることも大切です。こちらの記事では、結婚で女性が男性に求める条件について見ていきます。

女性が求める結婚相手の条件は？

婚活では、結婚相手に求める条件をあらかじめ設定しておいて、その条件を満たす相手を様々な手段で探すという流れが一般的です。

結婚相談所のように専属のアドバイザーがつく場合には平均的な条件や婚活を成功させるためのアドバイスを聞くことができますが、婚活アプリのように条件検索を自分でする場合にはすべて一人で進めなければならず、独りよがりな条件設定になってしまうこともあるため注意が必要です。

以下に、一般的に婚活女性が求める結婚相手の条件を見ていきましょう。

安定した収入がある

恋愛の場合は容姿や相性を重視する人も多いですが、結婚となると生活できるだけの収入があることを条件として挙げる人がほとんどです。

ただし、年収1000万円以上などの高収入を条件にするのではなく、出産や育児などで女性が働けない時期でも安定して生活できるレベルの年収を考えていて、500～700万円程度を希望する人が多くなっています。

収入以外にも、家計のやりくりに協力的な人や借金、無駄遣いが少ない堅実な人が好まれています。

年齢が近い

結婚するとなると、将来的には子供を持ちたいと考えている女性も多く、大幅に年上の男性を好む人は少ないです。

年齢が離れすぎていると共通の話題が少なくなり、家事の役割分担や育児などに対する考え方の違い、価値観のずれなどが顕著になりやすいため、出産を考えていない女性も年齢が近いことを条件に挙げるケースが見られます。

学歴が高い

学歴は年収に影響を与えることもありますし、話が合う人かどうかの判断基準にもなり得るため、結婚の条件に入れることが多いです。

とはいえ、難関大学を卒業しているなどの厳しい条件ではなく、自分と同程度以上の学歴がある人が望ましいという考えが主流です。

共通の価値観を持っている

結婚後の長い人生を一緒に生きていくうえで、価値観が異なる相手と過ごすのは負担になることが多いです。

生活のリズムや金銭感覚、家庭での役割分担、子育ての方針など、お互いの意見を出し合うことは往々にしてあります。

その時に元々価値観が似通った相手であれば、喧嘩に発展することなく互いに協力し合って物事を進めやすいという利点があるため、結婚の条件として挙げられることが多い項目です。

身長、容姿

条件優先で婚活するとはいえ、結婚してから長く生活を共にする相手ということもあり、身長や見た目にこだわる女性も少なくありません。

とはいえ、他の条件に比べると優先順位はそれほど高く設定されておらず、清潔感がある、肥満などの健康状態に不安がある外見をしていない、年齢が高くても若々しく見える人ならば問題ないなど、それほど極端に厳しい条件にはなっていないことがほとんどです。

婚活で言う「普通」はどのレベル？

婚活において、高望みはしない、普通であればいいという女性は多いですが、その普通レベルはどの程度になるのでしょうか。

婚活アプリや婚活パーティーでは特に、ハイスペックな男性も数多く登録しているので高望みになっている可能性があります。

例えば、条件の中でも重視されることが多い年収に関して言えば、婚活女性の認識では1000万円を超える収入があればハイスペックと評されますが、普通レベルは年収500～600万円前後と考えられています。

しかし、婚活する割合が高い20～40代の男性の平均年収は350～500万円程度であり、普通と思われている収入が高額の部類に入っている状況です。

年齢に関しても、女性は自分と近い年齢の男性を探している一方で男性は若い女性を希望することが多いため、マッチングしづらいこともあります。

容姿に関する評価は人それぞれですが、年収や年齢が実際には厳しい条件に設定されている中、清潔感があって嫌悪感を抱かない容姿をしている「普通」の男性は、かなり競争率が高くなることは想像に難くありません。

恋愛結婚の場合はともかく、婚活ではお互いに条件がかみ合ったときに交流が始まるため、実際には高めの条件を普通と認識して設定すれば出会いのチャンスを自ら手放してしまいます。

自分が考えている「普通の男性」が本当に平均的な条件に当てはまっているのか、今一度確認してみましょう。

理想の相手と幸せな結婚ができるとは限らない

婚活で相手にいろいろな条件をつけたくなるのは、ハイスペックな男性と結婚すれば幸せになれるという思い込みがあるからです。

しかし、婚活が続くと、いつしか「これだけ努力しているのだから、これくらいの条件を満たす男性と結婚したい」と理想の男性を探すことが手段ではなく目的に変化してしまうことがあります。

そもそも、理想の男性とはどのような相手でしょうか。高収入、高学歴、高身長などの目に見える条件が優れている人を探す女性が多いですが、それだけ理想的なスペックがあれば婚活せずに結婚している可能性が高いです。

もちろん、仕事が忙しくて出会いが少ないなどの事情からハイスペックな男性が登録していることもありますが、あれこれ条件を付けてくる女性とお付き合いをしたいとは考えないでしょう。

好条件の男性には多くの登録女性からお見合いの申し込みが来るため、先方が選ぶ立場にあります。

早期の結婚を希望する場合には、理想の相手探しよりも条件を見直して、多くの出会いの中から価値観の合う人を探す方がおすすめです。

仮に、ハイスペックな男性とお付き合いができたとしても、幸せな結婚につながるとは限りません。

高学歴、高収入の男性は仕事が忙しく家庭にあまり時間を割けないケースも多いですし、妻の身だしなみや社交にも一定のレベルを求められる可能性があります。

あまりにも生活レベルが異なる相手との結婚を考える場合には、結婚した後の生活についてもきちんと話し合いをして、価値観が合う人か、きちんと話を聞いてくれる人かを見極めるようにしましょう。

最良の結婚相手を見つけるには

幸せな結婚をするためには、いくつかのポイントがあります。

条件ばかりに目を向けない

自分にとって最良の結婚相手は、スペックだけで判断できるものではありません。

もちろん、将来的に子育てや家の購入、老後などを考えたときにある程度の収入は必要ですが、相手の年収に頼るのではなく共に支え合って生きていけるかどうかを判断基準にしましょう。

共働きを想定した場合は年収の条件を下げることができるため、出会いの可能性が広がります。

学歴も同様で、家庭の事情などで大学に通っていなくても、仕事に成功している人や頭の回転が速い人はいくらでもいます。ある程度条件を緩和するか項目を減らして、いろいろな出会いを経験してみましょう。

相手の性格や価値観を見極める

婚活は最終的に結婚をお互いに意識しているため、結婚後の予定について話がしやすいです。

夫婦になってからの役割分担や仕事について、子供が生まれたときにどうするのかなど、積極的に話し合いましょう。お互いの結婚に対する見方や価値観が近ければ、穏やかな結婚生活を送れる可能性が高いです。

しっかり話し合うことで相手の人柄やものの考え方、性格なども分かってきますので、結婚後のイメージがしやすくなるという利点もあります。

まとめ

条件の見直しは婚活の第一歩です。

結婚を考えるときに自分が何を優先したいのか明確にすることで、出会いの幅が広がりますし、減点法で相手を評価することもなくなります。

譲れないところを見極めた上で相手の良い点を探すようにすれば、充実した結婚生活を送れる可能性も高くなるでしょう。